お食い初めスプーンの選び方
お食い初めに使うスプーンはどんなものにしようかと迷っている方必見!
間違いのないものを選ぶ方法とその理由をご説明します。
「うちはこうやってちゃんとやったよ」と、後で自信をもって言えるお食い初めにする為に、しっかりとした準備をしておきましょう。
お食い初めに必要なスプーンと食器
お食い初めは赤ちゃんが「これからの人生で食べ物に困らないように」と願って行う平安時代から続く行事のひとつです。儀式用として膳とスプーンや箸を用意して行います。
その際、スプーンをどのようなものを用意すればいいのかと言いますと、銀製のスプーンを選ぶ事をおすすめします。
銀のスプーンはお食い初めの儀式同様「赤ちゃんが食べ物に困らないように」と願って贈られる縁起物ですし、古くからヨーロッパでは銀のスプーンは「成功の象徴」として、木のスプーンは「失敗の象徴」とされてきました。
お食い初めに用意する膳に対して、木製のものでもバランスは悪くはないと思われるかも知れませんが、縁起を重視するこのような儀式の場合は、しっかりと良いスプーンを用意してあげる事をおすすめします。
食器は正式には男の子と女の子では用意する漆の色が違いますが、このような漆塗りのものは高価ですし、その後使用する機会もあまり無い事が多いので木製の食器で代用する事が多くなっています。
正式なお食い初めのやり方についてはこちらで詳しく説明していますので、こちらもチェックしてみてください。「お食い初めについて」
お食い初めスプーンの種類
お食い初めに使用する銀製のスプーンにも様々な種類があります。シンプルな大人も使えるようなデザインのスプーン、ハンドル部分が輪っか状になっているスプーン、赤ちゃんらしいかわいいデザインのスプーンなどです。
ハンドル部分が輪っか状になっているものは、お食い初めの儀式では、親や「養い親」と言われる儀式の年長者の方が、赤ちゃんに食べさせる真似をする際は使いづらい為おすすめできません。
またかわいらしいデザインのものは、すぐに使わなくなる為、シンプルで大人も使えるようなデザインのものを選びましょう。
お食い初めスプーン選びのポイント
お食い初めに使うスプーンは、名前を刻印できるものをおすすめします。本来、お七夜の「命名の儀」で行うのですが、産後1週間という事もあり、お食い初めの際に一緒に・・・という事も多い為、名付けされた赤ちゃんの名前をしっかりと入れたものを用意しましょう。
次に銀の素材についてですが、お食い初めでは食べさせる真似だけで、実際に口に入れる事はありませんが、その後離乳食が始まった時にそのスプーンを使いますので、金属アレルギーが出にくく、通常使用に耐える強度を持ったシルバー950のものを選びましょう。
また、お食い初めは「赤ちゃんの幸せを願い、一生食べ物に困らないように」と行う儀式です。赤ちゃんの今後の幸せを願う訳ですから、セール品であったり、不自然な値引き品は使用しないようにしましょう。